プロジェクトの全体像
住む前にリノベしたい
われわれの希望は、マンションを購入したら、住む前にリノベーションし環境を整えることでした.(購入して住んでみて、落ち着いたら、リノベするのではなく)そのため、いろいろなことを同時並行で進める必要がありました.
スケジュール
このプロジェクトの場合、出産予定日と保育所申込みが最重要マイルストーンです.保育所抽選申込みが大体10月位なので、それまでに新居の住民票を得る必要があります.そこから逆算して、スケジュールを組みました.
1)物件探し
不動産会社を比較する、物件を探す、内覧する、決心する段階です.よい物件に巡り会うかは一期一会なので、プロジェクトの最初ですが、ここが最もスケジュールが読めないところです。私は2〜6ヶ月の範囲で検討しました.もし、最大6ヶ月かけて物件が決まらない場合、リノベ以外の選択肢を覚悟しました.
2)契約
物件を申込んでから、重要事項の確認、売り主との契約、物件と購入金の取り交わしをする段階です.不動産会社の担当の方に調整いただきました.早いと1ヶ月程度らしいですが、私の場合は2ヶ月かかりました.
3)資金計画
物件探しと並行で、物件購入費、リノベ工事費、貯金、ローン、贈与、家計等を検討します.物件探しをしながら相場観を養ったり、リノベ事例を見て工事費のあたりを付けたりします。ローンもざっくりどれくらい借りれて、家計にどの程度響くのか検討します.
4)ローン
物件がほぼ決まった段階で、金融機関へのローンの仮審査申込み、本審査申込み、ローン依頼をして、物件購入契約の決済日にローンが実施されるように動きます。複数の金融機関への審査申込みを一気にするため、結構大変です.仮審査が1週間、本審査が2週間、ローン依頼から決済までが1週間程度で、全部で1ヶ月程度はかかることになります。
5)設計
設計事務所の方と打合せしながら、どんな空間にしたいかリノベーションの内容を考えて図面化する段階です.短いと1ヶ月程度らしいですが、私は2ヶ月ちょっとかけました.
6)工事
工事契約、マンション組合への工事申請、解体、設備工事、内装工事の段階です.2〜3ヶ月くらいかかることが一般的.複数の工事業者への引き合いを実施する場合は、もっと時間がかかります.また、解体時に初めて工期遅延の要因が判明してしまうこともあります.
7)買い物
家具や家電の購入に加えて、工事に入っていない照明やカーテン、自作の棚等の手配をします。
8)引越し
一般的な引越と同じです。
実際には
実際には、きれいな工程表ではなく、手描きでスケジュール調整をしました. 出産のタイミングでの設計打合せを避けたり、妊娠中でも設計の打合せができるよう、設計工程に余裕を持たせたり、注意が必要でした.まだ育休中に引越せるのか等、この記事を書いている今現在も、どきどきしています.
なぜ、中古マンションをリノベして住みたい?
われわれのこと
・妻32歳 損害保険で示談交渉の仕事
・私33歳 設計事務所で企画提案の仕事
なぜ今?
・第一子が誕生予定となり、拠点を構えたくなった.
・コロナ禍をきっかけに、将来的に在宅時間が長くなると想定し、自宅を充実したくなった.
・体力のあるうちに設計や家具選び等、こだわりを実現したい.
大事にしたこと
・家族で暮らしやすいきれいな新居が欲しい.(妻)
・自分で間取りや空間を考えたい、工夫したい.(私)
・実家と職場への利便性から都内が良い.
・理想は新築一戸建てだが、土地が高くて手が届かない.
・ひとまず65歳位まで住めればいい.
選択肢の比較
ということで、中古マンションを買って、直後にリノベーションして住む、という選択肢が浮上してきました.